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何巻で何の話?巨大な縦穴に挑むダークファンタジー「メイドインアビス」

可愛い絵とは裏腹に、残酷に描かれる未知への挑戦。

「秘境」や「遺物」「探窟家」「神秘」といったキーワードが響く方に、おすすめしたいのが「メイドインアビス」です。

いまだ底知れぬ巨大な縦穴「アビス」。地上とはまったくことなる特異な生態系と、未知なる超技術で作られた人工物「遺物」が多く眠る人類最後の秘境です。

この大穴の淵に作られた街「オース」に住む探窟家たちは、危険と引き換えに、日々の糧や超常の「遺物」、そして未知へのロマンを求め、奈落に挑み続けています。

主人公リコは未知の技術で作られたロボット・レグとともに、母親で探窟家のライザに導かれるように、二度と戻れぬ奈落の底へと向かいます。

エグい場面もあるダークファンタジー

絵の雰囲気だけみると、ほのぼの系に見えないこともないですが、中身は結構エグいシーンもあるダークファンタジーです。ただこれこそがこの世界でのリアルであり、面白い一面でもあります。

アビスには通称「アビスの呪い」と呼ばれる特殊な「力場」が存在します。

縦穴を下に進む分には何の変化もありませんが、縦穴を上へと登ると「上昇負荷」により身体への影響がでます。縦穴を下るほどその影響は大きく、身体をはじめ精神を蝕んできます。

探窟家たちは特異な生物たちと、アビスの呪いなど、取り囲む環境すべてが異質な未知の中進んでいきます。

その過酷さや困難さ、遺物で得られるリターンを考えると、人間がいかにちっぽけであるか・残酷であるかを描写するには避けて通れない描写と言えます

各層の通称と、上昇負荷による症状

深界心身に現れる影響
深界一層
アビスの淵
軽い目まいと吐き気
深界二層
誘いの森
重い吐き気と頭痛、末端の痺れ
深界三層
大断層
二層での症状に加え、平衡感覚の異常に幻覚と幻聴
深界四層
巨人の盃
全身に走る激痛、および全身の穴からの流血
深界五層
なきがらの海
全感覚の喪失と、それに伴う意識混濁、自傷行為
深界六層
還らずの都
人間性の喪失、もしくは死
深界七層
最果ての渦
確実な死
深界極点
奈落の底
???

何巻で何の話?

現在、11巻まで発売中のメイドインアビス。各巻でのあらすじをご紹介します

1巻


1巻はアビスの縁に作られた探窟家の町「オース」でのお話。孤児院に住む主人公リコとその友人たち、探窟中にみつけた、少年の姿をした未知のロボット・レグとの出会いが語られます。

リコは母であり屈指の探窟家であるライザの導きにより、アビスの最深部「奈落の底」を目指すことを決意します。

しかし、奈落の底を目指すということは、アビスの呪いの影響を考えるとオースでの生活や友との別れるということ。

友人や孤児院を気にしつつも、好奇心を止められないリコは、レグとともにアビスの底を目指す。
あこがれは止められない。

2巻


2巻ではいよいよアビスへの冒険が本格化します。順調に下層へと降りていく二人ですが、第二層「誘いの森」ではアビスの過酷な洗礼を受けることになります。

遠くから聞こえる探窟家とおぼしき声をたどると、そこにいたのはアビスの原生生物「ナキカバネ」。

獲物が助けを呼ぶ声をまねてコロニーに誘い込む大きな鳥のような生物でした。奇妙な生物や危険なトラップに直面しながら、アビスの深部に潜っていきます。

深界三層 : 大断層の手前の監視基地「シーカー・キャンプ」では、探窟家の最上位「白笛」の一人、不動卿「動かざるオーゼン」により、アビスでの生き残り方を学びます。

また、ライザとの関りやリコの出生について語られます。

3巻


3巻では、伝説の白笛『動かざるオーゼン』から厳しい指導を受け徐々に穴に対する理解を深めていく二人。冒険はいよいよ深界三層 : 大断層、深界四層 : 巨人の盃に。

この世のものとは思えぬ怪物に遭遇し、瀕死の重傷を負うリコ。その場から離脱するため、やむなく第4層での上昇を試みるレグ。第4層の上昇負荷は「全身に走る激痛、および全身の穴からの流血」。絶体絶命、手の打ちようのない状況に現れたのは、、、

4巻


二人を助けたのは「成れ果て」のナナチ。

タマウガチの毒に侵され、昏睡状態に陥ってしまったリコだがナナチとレグの献身的な介抱により、無事回復を遂げる。

そしてナナチのアジトで再び体勢を立て直した三人は、アビスの下層を目指し、さらに過酷な冒険を続けていく。

そんな中、六層への入り口・前線基地(イドフロント)で、三人の前に現れた少女・プルシュカ。彼女はなんとナナチの宿敵ボンドルドの娘だった――。

劇場版「メイドインアビス 深き魂の黎明」は、ボンボルドとの死闘を描いた映画です。

5巻


白笛のひとり、黎明卿「新しきボンドルド」。不可侵だったルートを開拓し、深層で活動を可能にする拠点を設置するなど、「暗闇に閉ざされた未知の世界に光をあてて切り開いた」ことから黎明卿と呼ばれていた。

聞こえはよいが、目的のためなら非人道的なこともためなら手段を選ばないボンボルド。

そんな白笛と、死力を尽くし打倒すべく力を合わせるが、ボンボルドは想像できぬ圧倒的な強さを見せていく。。

リコ達と一緒に冒険することを望んでいたプルシュカだが、その思いもむなしく、ボンドルドの恐ろしい実験の対象となり…。

6巻


未知の大穴「アビス」の底を目指し、探窟を続けるリコとレグ、そしてナナチ。

壮絶な戦いの末に黎明卿ボンドルドを撃破。ボンボルドの非人道的な実験により白笛に姿を変えた「プルシュカ」を手にし、「絶界の祭壇」に到達した一行。

二度と帰ってはこられないという「絶界行(ラストダイブ)」のすえ、ついに深界六層 : 還らずの都に辿り着く。そんな彼女たちの前に出現したのは、成れ果てたちの棲む村であった。

7巻


深界六層 : 還らずの都に辿り着いたリコたちの前に、現れた成れ果て村。そこは住人たそれぞれが「価値」を持ち、その価値を交換することで成り立っている村であった。

村を探索し住人たちとの交流をもつ三人。

そんな中、ナナチの取った行動により、リコは後戻りのできない絶望的な状況に巻き込まれていく――。

8巻


リコ、レグ、ナナチの三人が辿り着いた深界六層“成れ果て村”。

離れ離れになった仲間二人を探す途中、リコは村の端で、捕らわれの女性ヴエロエルコ「愛称:ヴエコ」と知り合う。

ナナチを取り戻すべく、ファプタの素性を尋ねるリコに対し、かつての三賢・ヴエコは村の成り立ちに関わる、壮絶な過去を語り始める。

隊長のワズキャンのもと、過酷な冒険を続けたガンジャ隊の末路とは。。

9巻


イルミューイの変わり果てた姿という、忌むべき過去をもった成れ果て村。囚われのナナチを救うべく、レグはファプタとともに村に戻る――。だが、村人に対する復讐心に燃える、ファプタのとった行動は…⁉

10巻


復讐に燃えるファプタとそれを止めようとするレグ。

さらにベラフに囚われていたナナチも目を覚まし・・・様々な思惑が入り混じる「成れ果て村」編完結。

11巻


ファプタの攻撃、さらには原生生物たちの侵入により、ついに崩壊した成れ果て村。リコ、レグ、ナナチは様々な思いを胸に、その地を後にする。

旅への覚悟を新たにし、再び奈落の底を目指すリコたち一行。そんな中、メイニャがある探窟家の死体を見つける――。

奈落への冒険はまだ続く

最新12巻の発売日は2023年7月31日。それまでにぜひ、全巻読破してみてはいかがでしょうか!

作品名メイドインアビス
作者つくしあきひと
出版社竹書房
掲載誌まんがライフWIN
WEBコミックガンマ
巻数既刊11巻(2023年7月現在)
アニメ化メイドインアビス
メイドインアビス 烈日の黄金郷
映画化劇場版 総集編メイドインアビス【前編】
劇場版 総集編メイドインアビス【後編】
劇場版 メイドインアビス 深き魂の黎明
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